食料自給率向上

たった1%、まだまだ、カロリーベースとか難しい計算の中で決して良くなったとは言えない。
サンマ・鯖は不漁やコメの消費減が下押ししたが、豊作による小麦の収量増などが寄与した。
新型コロナウイルス感染拡大で食料安全保障への関心が高まる中で、低空飛行を続ける食料自給率に不安を感じる向きは多い。自給率向上には国内生産の増大が必要だが、農地面積や農業就労者数が減少が続き、農業の生活基盤は弱体化が懸念される。10年後に45%とする道のりは大変だ。昭和43年後には73%あった自給率はその後ずーっと右肩下がり。100%は優に超すカナダやアメリカはおろか、60パーセントを越える英国やイタリアにも及ばない。(食養指導士 三橋 敏次 拝)