介護雑感

今年の正月に施設に迎えに来た人はない。電話もない人も。かかってきてもいいわけ。「ごめんなさい。迎えに行きたいけどコロナでご心配かけるといけないので、今年は施設でお願いします。」うそをつけ、毎年同じ。施設ではお正月にかえる条件までいろいろシュミレーションしたのに・・・・

テレビをみて驚いた、中国ではお正月はどんな人でも家族が迎えに来て旧正月を祝うのが慣わし。たった1日だけでも帰って、いっしょに餃子を作りみんなで食べる、たったそれだけで1年頑張れる。いつになってもふるさと家族はいいものだ。

日本はどうしたの?お袋の味より袋の味。

 

72歳から5年認知症の母親の世話をした方の話、昨年11月ご主人のもとへ、1月に49日を終えた。やれやれホッとした。

実は5年前徘徊や便失禁が始まって施設に申し込みしたが入れない、幸い庭が広かったので4畳半のプレハブを建て、冷蔵庫、テレビ、介護ベッドも設置ずいぶんお金もかかった。食事は母屋から運んだり、チンしたもの。通常は、鍵もかけたし、通話も可能。安心安心・・・

先日もうそろそろ壊そうかしら?母親がご主人と話をしていた。そうだな。クルマもはいり安いし。側できいたいた孫がモゾモゾ?勉強部屋にしたいの?母親が聞いた。いや、そのままにしておいてほしいの?今度はママがはいる番だから・・・

こんな話も、先日施設にきた女の子。おばあちゃんいつ死ぬの?お母さんたちが部屋が片づかないって言ってたよ。早く建て直さないときたなくて・・

こんな、日本にだれがした。