介護雑感

昨年の暮れ、11月五所川原から八千代に一人のおばあちゃんがやって来た。三男の家庭に世話になるためだ。

 

その方が、今週に3回デイサービスに来ている。いつもガラス越しに爪を立てて帰りたい、帰りたいと叫んでいる。 椅子に座ろう。席に戻ろう。聞く耳を持たない。

 

3日前、ボランティアが音楽会を開いてくれた。80才ぐらいの方で、定年後アコーディオンを習ったとのこと。正直言って、音は時々止まってしまう、スムーズに歌うことができない。本人は、自己陶酔型で自慢げに堂々と、時にはどこどこも慰問したとか表彰されたとか?

 

正直、私は少しいらついていたことは確か。1時間ぐらいが経ってやっと終わった。失礼であるが、私はそう感じた。 最後に一曲皆さんで歌いましょう。 私が声をかけて「赤とんぼ」を歌うことにした。アコーディオンは結構ですから、私は言ってしまって後から後悔している。しかし、それが幸いしたのか、今まで下を向いていた人がみんなふるさとを歌い始めた。特に五所川原から来たおばあちゃんは椅子から立って涙声で歌い始めた

 

声になっていないけれども思いは伝わるおそらく五所川原の海お父さんが働いていた海を思い出しているに違いない。私は胸がいっぱいになった。歌にはその人の人生を歌には力がある生きる力に貼る私がそう感じた瞬間だった 皆さんもらい泣き。その歌は決して上手ではないけれども、 みんなを感動させた。

 

 

後で施設長に聞いたがご主人を助けながら自分が小学校の教師音楽の教師として 20年ぐらい働いていたとのことだった。

 

今七十歳食欲もあるし、特に重篤な病気はないようであるこのまま何年間このような状態が続くが続くのかわからないが、私は非常に複雑な思いになった結局は家族。自分ではもう思うようにならない人生。。。。

 

人の五感は自然界に比べればほんの少し。

 

つまり、自然の1/10以下の音しか聞こえていないし、1/10以下の 物しか見ていない。1/10以下の匂いしか感じていない。

 

結婚式のお父さんが 話が下手で、 うちの娘がと言った途端、泣き崩れてしまったそう。

しかし、それが父親として娘に贈る世界最高のスピーチでしはないでしょうか?

 

悪い言霊で、人は傷つき、よい言霊で、人は成長する。