ビタミン愛不足が犯罪に

平成28年千葉県市川市で17歳の少年が、刃物で父親を殺害し逃走後逮捕される事件が発生。少年は父親と2人暮し。新聞報道によれば、近所の評判は良く2人とも挨拶をきちんとする方で、父親は子供の養育費の為、昼夜タクシードライバーとして一所懸命に働いていたそうです。離婚後、子供は閉じこもるようになり、いつしか父親を憎むようになり、計画的犯行であったようです。記事によると、一緒に食事することはほとんどなく、ただただコンビニ弁当とスナック菓子の毎日だったようです。愛情の通わない食事は心をむしばむ要因になりうるのです。yjimage (6)

父親の愛情は子供の好きな物を食べさせてあげること。「子供に何がたべたい」と聞きながらただ夢中に子供の為に、買ってあげていた。しかしよく考えれば、子供が煮干しの入ったお味噌汁やブリの照り焼きなんて言うはずもなく、いつもマグドナルドやチョコレートやケーキといったお菓子類。糖を与えすぎると、脳に影響がでることだ最近の科学的調査で解明されつつある。父親が一生懸命に食事のことを考えても、ビタミン愛の不足する食事では子供は満足しない。いつも、一人ぽっち、親がかまってくれない淋しさは、やがて父親を憎むという歪な考えを芽生えさせてしまった。少年はなぜ父親をあやめたか?警察のしらべによれば、殺意の動機について少年は、なぜ、こうなってしまったか?自分さえもよくわからないという。しかし、殺人をおかしたという事実が現実のもの。ひいて、あげるならば、両親の離婚という現実の中で、一人取り残された孤独感にやり場のない怒りを感じていたのかもしれない。加害者というレッテルは拭えないが、少年もまた被害者なのかもしれない。今、街の絆が切れかけている。隣の子供を注意できない。名前も知れない。こんな暗闇を作ってはいけない。

話は変わりますが、アメリカの刑務所内でいざかいが絶えず、刑務所内の壁の色と照明、それに食事にビタミンC摂取を多くしたら、いざかいが減ったという報告がある。肉をたべるとにくらしい子に、やさいを食べるとやさしい子に。アメリカ人は、もともとインディアンの血が流れ狩猟民族の血が流れている。フードは風土によって決まるというが、熱い国にいくと自販機で販売されているものは甘いものがやたら多い。人類の知恵である。日本人は大和民族で、和をもって尊しとなすの聖徳太子の言葉に代表されるように農耕民族である。農耕民族は江戸時代中期までは、肉を食べるという習慣はなかった。日本人の腸はアメリカ人より、平均的に長い。肉を消化吸収した後の腐敗ガスをお腹に貯める、便秘によって大腸がんが増えている。日本人は米を主食に和惣菜を家族で笑顔で食べるこれが、健康の秘訣である。

もう一つ、思い出したので書き加えたい、あさま山荘事件という日本赤軍が引き起こした残虐な事件が発生した。犯人は山荘にこもって、抵抗したが食べ物はすべてインスタントラーメンやパン類、飲み物はコーラやジュース類。これは、食事ではない。脳をこわし、思考能力も破壊する。人は、食べたもので出来ている。