三橋敏次 推薦 むっつの子
やっていませんか、6つの「こ食」
4歳と2歳の子どもに、食事のマナーや正しい食生活を教えたいと思いました。また、夫の生活習慣病対策にもなると思い、栄養バランスの整った食生活を送るために、食育のあり方について勉強したいと思って受講を決めました。
子どもが0~3歳までに精神を安定させ、3~8歳までによい食習慣を身につけることが大切で、 きちんとした食生活をさせるのは親の責任ということが学習を通してよくわかりました。
受講中は夫が一番応援してくれ、課題の結果を見て一緒に喜んでくれました。
料理をする時や食事をする時に6つの「こ食」になっていないか改めて考えるようになりました。
6つの「こ食」とは?
孤食
家族が不在の食卓で、ひとりで食事することを「孤食」と言います。好き嫌いを増やす原因になりやすいです。好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがち。それに加えて、コミュニケーションが不足する結果、社会性や協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。
個食
家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること。「バラバラ食」ともいいます。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。また、協調性のない、わがままな性格になりがちです。
固食
自分の好きな決まったものしか食べないこと。栄養が偏るのはもちろん、キレやすいわがままな性格になったり、肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
粉食
パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べること。米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。
小食
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと。また、ダイエットなどで食べる量を減らすこと。
小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになりがちです。
濃食
加工食品など濃い味付けのものを食べること。塩分や糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。またカロリー過多で肥満につながりやすいです。
特に問題視されているのが「孤食」
30年ほど前、家族が一緒に食事をしていた回数は、1年のうち700~800回と言われていました。しかし今ではその半分以下の300回程度まで減少している家庭も出てきました。
「孤食」は会話がないので、コミュニケーション能力やマナーも身につけられません。また、他の「こ食」を加速させる原因にもなってしまいます。
「孤食」は他の「こ食」を加速させる
例えば、子どもが冷凍食品をレンジで温めて、一人で食べることもあるでしょう。生活スタイルが多様化した現代では避けられない場合もありますが、毎日のようにこれを続けていると、子どもは栄養バランスよりも自分の食べたいものばかりを選んで食べる「固食」状態になってしまうことでしょう。
また、パンやパスタなど、子どもに好む「粉食」ばかりになったり、手軽な加工食品ばかりだと「濃食」にもつながり、好きな量を食べるようであれば「小食」の心配もあります。「孤食」はさまざまな食の問題を引き起こすのです。
今こそ見直したい「共食」の大切さ
「共食」とは家族で食卓を囲むことです。食事を通じて家族で団らんをすることで、食事の大切さや楽しさ、マナー、食文化を子どもに教えることができます。食卓は、子どもにとって社会のルールを学んでいく大切な場所なのです。 また、家族で同じものを食べることによって、栄養に偏りのない、バランスのよい食生活を目指すことができます。
⇒お楽しみ気分でYSE/NO診断!あなたに合った食の資格はどれ!?
食へのスイッチを押してくれたのがこの講座でした
和田明日香さん(食育インストラクター)
講座ではフードロスや子どもの個食など社会問題まで広く取り上げられていて、まさに、食に対するスイッチを押してくれた感じです。普段の食事作りもそうですが、仕事で食育についてコラムを書く時にも食育インストラクターとして学んだことがベースになっていますし、何より資格を取ったことで自信につながったのは大きかった。いま、振り返ってみても勉強したことで生かされていることしかない!と、断言できるくらい。
1つ1つの調理に根拠があることがわかったし、逆に省いてよいこともわかった。ある意味、料理の正解のなさを知りました。結局は自分で納得して作ることが大事だと教わりました。勉強は、子どもを寝かしつけながらベッドの中でとか(笑)お昼寝の時間などにできたので、通信教育は自分のペースでできるのがいいですね。・・・和田明日香さんの特別インタビューを読む