笑顔も栄養

千葉県の真ん中のやや下に養老渓谷があり、キャンプで子供たちの笑い声に包まれて、取り立ての鮎を炭火の周りに縦てて焼き、頭からまるごと齧り付く。青臭い藻の香りと内臓の苦みが口いっぱいに広がって、聞こえる養老川の水音も、木々の緑も、五臓六腑にしみわたる。うまい。
しかし、同じ鮎でもスーパーの焼き鮎を電子レンジでチンして、1人さびしく食すのとは全く味が違うし、栄養価にも雲泥の差があります。これは、科学的に証明はできますが。其れ以前点滴治療がご納得いただけるのではないでしょうか?

健康には、なんといっても玄米食です。食育の講演でお話させていただきますと、皆さん、うなずいてくれます。そう、昔から白米より玄米の方がいいということを、いろんな人が教えてくれているのです。
では、今玄米食を実践していますか?と問えばほとんどがいいえ。その理由はいくらでもありますが、頭で理解していても食べてなければ、健康になることはできません。大学病院の新聞コラムに玄米食が載っていました、お昼のワイドショーで玄米がいいと放送されると我先にスーパーからなくなり、数日後胃腸科の病院は賑やかに。咀嚼力のない高齢者が急に急いで、玄米を炊いて食べても、噛まずに飲み込み帰って胃に負担がかかり、一部点滴治療が必要な患者さんも、玄米をたべて病院へ、これは笑えない話です。

玄米食でたのしい家族団欒、みんなでたのしく、おいしく食べられればいいのですが、何事も無理強いいてはいけません。財産や権力があっても、人は健康を害すれば、寝たきり、介護で迷惑をかけます。私は、今自分でできる一番の社会貢献は、まず健康で自立していること。人のお世話により自分がお世話できる立場を喜ぶことだと思います。人という字は、支えられています、つまり、自分1人ではいきていけません。

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