ハンバーガーから食を考える

平成21年、世の中は100年に1度の不況にあえぐ中、アメリカのハンバーグ店は過去最高の利益を計上した。私たちの生活の中で、食が生活に及ぼす影響はとてつもなく大きい。なのに、食べているものが、どのようにして作られ、加工され、販売されるのか?ほとんどの人はしらないし、しろうともしない。100円のハンバーガーでいったい利益の源はどこなのだろうか?
安い、簡単、早い、うまいければ、原料や産地や食品添加物はわからなくても、OK?幼い子供のころから、この味を覚えさせて一生涯お店の売り上げに貢献してくれる得意客を育て上げる、事実沖縄で1号店が誕生にて半世紀、今では、沖縄のおじい、おばあはハンバーグショップで会話を楽しみお茶をのむ風景がめずらしくなくなった。その日のために、ハッピーセットでおもちゃを提供し、ポテトセットで1人当たりの単価を向上させ、元気なモデルを起用してテレビで繰り返し、繰り返し放映される。利益はそういった莫大な広告宣伝費を使ってでも、時給1000円以上のアルバイトに支払っても、黒字になっている。ということは、大量生産、大量販売によって、原価は安くなる。自分でハンバーガーを作ろうと思えば100円では到底できないし、時間も手間もかかる。

今、ブロイラーはもう工場生産で、鶏はもう完全に食の為に生産されている。成長を促す餌には、莫大なトウモロコシの穀物を必要とし、今や人が直接食べるトウモロコシの生産は一部でしかない。牛肉もしかりである。

生産者が見えない食に飼い習わされてしまうと、鳥インフルエンザが流行すれば、餓死してしまうのでないか?

今、食の根本から見直すことが必要で、そのことは自分自身の健康寿命や生き方の問題でもあるのです。生活習慣病患者にあふれ、国民医療費は50兆円、国は滅びます。肉ばかり食べていると、にくたらしい子になります。野菜を食べる子は優しい子になります。お菓子ばかりたべているとおかしな子になります。