かつお節

家に鰹節削りありますか?子供の頃は、朝、お袋が鰹節を削るキュキュキュという音を聞きながら、顔を洗った。時々に自分がやりたくて手を出すとうまくいかずに粉々になってしまう。最近は、鰹節を買ってくることはないけれど、今の世代は見たことがない人が多いのではないだろうか?テレビの料理番組で先生のお話、結婚前の料理教室を卒業したお嬢さんが東京に嫁いだお祝いに高知のおばあちゃんが娘に鰹節を送ったら、削り器がなくてそのまま1年あまり、桐の木箱にかんな屑に包まれて特上等品が3本。開けたら、カビが生えていたので、そのまま捨ててしまったとか?2万円はする。でも、そんなことは知らなくても生きていける。ちなみに、東京巣鴨にあるとげぬき地蔵の境内では、鰹節をもっていけば削ってくれるサービスがある。
鰹節削り節は、本枯節を削ったもので、5回前後カビをつけて寝かし水分量を12~15%、完成まで1年あまり、世界一固い食品として日本の食卓を支えてきた。
鰹節削りは、本枯節のはじめの段階で荒節とも呼ばれている。水分量は23%前後。
本枯節に加工するかつおは、季節、形、気候、自然状況に応じて職人が1本1本丁寧に洗って、カビづけ乾燥を繰り返して完成させます。カツオは1本づりが最高で、巻網では傷がついて商品価値が落ちるそうです。

ところで、