2017年度シーズン最初のゲストは、日本歯科大学 新潟生命歯学部食育・健康科学講座客員教授の中野智子さんを迎えて「噛むことと食育の関係」について、お話を伺いました。
中野さんは「よだれ先生」という呼び名でも知られているのですが、その理由は「唾液の大切さ」を訴えておられるからなんです。
「食育」という言葉が知られるようになったのはつい最近の話ですが、実は中野さんが在籍している日本歯科大学では創立された110年近く前から、すでに「食育」について取り組んでいたそうです。
では、唾液と食育に何の関係があるのか?
実は唾液には「口の中をきれいに保つ」「口の中を潤す」という役割があります。
そんな大切な唾液は「噛む」ことによって口の中に出てきます。
つまり普段から「噛む」という習慣がないと唾液が出にくくなり、それが口の中の環境を悪くしてしまうんです。
また噛むことは脳を活性化することにも大きな効果があることが確認されているんです。
小さいお子さんからお年寄りまで、噛むことが健康の第一歩ということを覚えておいてくださいね。