三橋敏次 推薦 むっつの子

やっていませんか、6つの「こ食」

6つのこ食イメージ

「こ食」という単語を聞いたことはありますか?
現在の家庭の食卓の問題点をわかりやすく表した「孤食」「個食」「固食」「粉食」「小食」「濃食」が、6つの「こ食」です。

食育で大切なのは、食べ物を大切にする気持ちを持ちながら、しっかり食事の時間を取ることです。食卓で「こ食」が生じると、どのような問題が出るのでしょうか。

 

食育インストラクター修了生 石井さん

3~8歳までによい食習慣を身につけることが子どもにとって大切

石井 美佳さん(36歳/千葉県)

 

 

4歳と2歳の子どもに、食事のマナーや正しい食生活を教えたいと思いました。また、夫の生活習慣病対策にもなると思い、栄養バランスの整った食生活を送るために、食育のあり方について勉強したいと思って受講を決めました。

子どもが0~3歳までに精神を安定させ、3~8歳までによい食習慣を身につけることが大切で、 きちんとした食生活をさせるのは親の責任ということが学習を通してよくわかりました。

受講中は夫が一番応援してくれ、課題の結果を見て一緒に喜んでくれました。
料理をする時や食事をする時に6つの「こ食」になっていないか改めて考えるようになりました。

 

6つの「こ食」とは?

孤食 

家族が不在の食卓で、ひとりで食事することを「孤食」と言います。好き嫌いを増やす原因になりやすいです。好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがち。それに加えて、コミュニケーションが不足する結果、社会性や協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。

個食

家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること。「バラバラ食」ともいいます。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。また、協調性のない、わがままな性格になりがちです。

固食

自分の好きな決まったものしか食べないこと。栄養が偏るのはもちろん、キレやすいわがままな性格になったり、肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

粉食

パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べること。米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。

小食

いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと。また、ダイエットなどで食べる量を減らすこと。
小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになりがちです。

濃食

加工食品など濃い味付けのものを食べること。塩分や糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。またカロリー過多で肥満につながりやすいです。

 

特に問題視されているのが「孤食」 

30年ほど前、家族が一緒に食事をしていた回数は、1年のうち700~800回と言われていました。しかし今ではその半分以下の300回程度まで減少している家庭も出てきました。
「孤食」は会話がないので、コミュニケーション能力やマナーも身につけられません。また、他の「こ食」を加速させる原因にもなってしまいます。

「孤食」は他の「こ食」を加速させる

例えば、子どもが冷凍食品をレンジで温めて、一人で食べることもあるでしょう。生活スタイルが多様化した現代では避けられない場合もありますが、毎日のようにこれを続けていると、子どもは栄養バランスよりも自分の食べたいものばかりを選んで食べる「固食」状態になってしまうことでしょう。

また、パンやパスタなど、子どもに好む「粉食」ばかりになったり、手軽な加工食品ばかりだと「濃食」にもつながり、好きな量を食べるようであれば「小食」の心配もあります。「孤食」はさまざまな食の問題を引き起こすのです。

今こそ見直したい「共食」の大切さ

「共食」とは家族で食卓を囲むことです。食事を通じて家族で団らんをすることで、食事の大切さや楽しさ、マナー、食文化を子どもに教えることができます。食卓は、子どもにとって社会のルールを学んでいく大切な場所なのです。 また、家族で同じものを食べることによって、栄養に偏りのない、バランスのよい食生活を目指すことができます。

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食育インストラクターとして活躍中の和田明日香さんもこの講座の修了生です!

食へのスイッチを押してくれたのがこの講座でした

和田明日香さん(食育インストラクター)

講座ではフードロスや子どもの個食など社会問題まで広く取り上げられていて、まさに、食に対するスイッチを押してくれた感じです。普段の食事作りもそうですが、仕事で食育についてコラムを書く時にも食育インストラクターとして学んだことがベースになっていますし、何より資格を取ったことで自信につながったのは大きかった。いま、振り返ってみても勉強したことで生かされていることしかない!と、断言できるくらい。

1つ1つの調理に根拠があることがわかったし、逆に省いてよいこともわかった。ある意味、料理の正解のなさを知りました。結局は自分で納得して作ることが大事だと教わりました。勉強は、子どもを寝かしつけながらベッドの中でとか(笑)お昼寝の時間などにできたので、通信教育は自分のペースでできるのがいいですね。・・・和田明日香さんの特別インタビューを読む



家族の食事は大切にしたい…けど忙しい」という方に役立つ 食育インストラクターの資格講座

家庭の食卓イメージ

食育インストラクター養成講座は日本の食の問題や、食育の必要性を訴え続けてきた服部幸應先生の食育に対するこだわりと情熱、食育基本法の精神に基づいた講座です。

自宅で、ご自身のペースで進められる通信講座のため、家事、育児あるいは家庭と仕事の掛け持ちで何かと多忙な方でも安心して受講できます。講座を修了することで、協会が認定する食育インストラクターの資格が取得可能に! 

食育インストラクター講座なら、毎日の食事が今よりもっと有意義に

食生活のポイント

子どもの心と体を健やかにす食生活ポイントがわかる!

食事は、体を作るだけでなく、人間性や精神にも深く関係しています。このことは、子どもたちの体と心の問題にいち早く警鐘を鳴らしてきた服部先生監修の食育インストラクター養成講座だからこそ深く知れる内容です。 また「朝ごはんを毎日食べている児童ほど成績が良い」など、食習慣と学力の関係にも注目!集中力・学力アップにもつながる食習慣も実践できるようになります。

 

子どもに伝えたい食のマナー

子どもに自信をもって伝えられる食の正しいマナーを身につけられる!

子どもに正しい食のマナーを伝えるため、そしてご自身のためにも、まずは大人からしっかり正しいマナーを身につけておきたいものです。食育インストラクター養成講座では、お箸の持ち方、食器の並べ方など毎日の食事で欠かせない和食の基本マナーから外食で役立つ洋食のマナーまで、しっかり身につけることができるので、子どもに自信を持ってマナーを教えられます。

 

食の安全

安心安全な食材の選び方がわかる!

 

毎日の食事で使う食材は、家族の健康のことを考えて安全なものを使いたいもの。安全な食材を選ぶには、食品表示をしっかり確認することが大切です。本講座では野菜や肉、加工品など食品ごとに異なる表示の読み解き方や、気になる食品添加物の種類や用途を学べます。「甘さ控えめ」といった意味や似ている表示との違いもわかるように!