介護雑感47

介護予防に農業体験がいい

 

自然に暮らす事を考えてみれば、清らかな水があり、燦々と照りつける太陽があって、生きた土壌があって、そこに人がいる。

只それだけを想像しただけで、元気になれるような気がしませんか?人工照明やコンクリートの建物の中で、電磁波や無機物な

パソコンを相手に過ごす生活では、体は壊れます。山村で自給自足でのんびり、まったり、自気気ままそんな生活がきれいな脳を育てるのです。最新の研究によって、それは証明されつつある。当たり前のような気がするが・・・・

私の中国の体験談です。私の子供も頃のような、60~70年前にタイムスリップしたバラックの建物、鶏が庭にいて遠くには山。雑草の中に、野菜を探して(いや、本当に雑草 食べられる)生活している環境。そこに。年老いた老人がいた。明らかに目は白くにごり、腰も曲がっている、どう見ても金持ちでは見えない。人の良さそうな方で、話こんでいたら、目の話になった。日本では、白内障の手術はもう日帰りでも出来るくらい、安心安全の部類の手術に入ると思う、私も60を超えて左目を白内障の手術をしてはっきり物が見えるようになった。今70歳だけど、緑内障は治療中だけど、おかげで新聞や運転にはまだ支障はない。ご夫婦は60近く出そうだが、どうみても私より年上に見えそれなるそれなりに、人生経験を物語っている。私は口を挟んだ。(勿論ガイドの通訳を通して)「白内障の手術をしましょうよ?日本で、簡単だし?」私は頭の中で、すでに答えを用意していた。「そうかい。そんなに簡単によくなるのならいくよ。ありがとう。是非受けたいね?」しかし、答えは全く予期せぬ答えだった。「ここで、みんなと仲良く平和に暮らしてる。多少目が不自由でも、玉子がどこにあって、コンロがどこにあってみんな分かってる。必要ないと」私は、ちょっとおかしいと思ったが、話をきいて行くうちに自分がおかしい事が判ってきた。「目がよくなっても、全てが若返り元気になれるわけでもない。検査で引っかかって出来ないこともあるし、手術しても失敗やその他で失明のリスクもあって誰も補償はしてくれない。目にメスを入れるなんて恐ろしくて」私はさらによけいなことをしゃべってしまった。「お金は、借りられるんじゃない?」相手は、あくまでもやさしい目でこたえてくれた。「お金のために、生きたくないとはっきりおっしゃった。」私は、それ以上言葉がでなかった。ここで。先祖がくらし。先祖も50~60代で亡くなっている。多分、病院にも行かず、ある日田んぼや畑で倒れ、息をひきとったのだろう。

 

今、僕は寝たきりの若者まで、施設でお世話している。施設には、管理規定があって、自由に外に行くことさえできない。ここで、もう5年以上も生活?している90代の人もいる。今、60代の人は、ここであと20~30年すごすことになるのだろうか?

施設に今いる人達が、元気に社会復帰して社会貢献できる可能性は、残念ながらゼロ。だとすれば、この人達が生まれてきてほんとうによかったと、心から父母に感謝できるだろうか?

今の、日本の特別養護老人ホームの入居者は、命つきるまでこのように日々を過ごす。残念なことは、本人が故郷の野山に帰りたいと願っていても、もう認知症なのでそれさえもわからなくなってしまっているのではないか?

自分が今食べた事も、自分が今死んだこともわからなくなっている。これが、幸せなのか?

 

農業体験が認知症を予防する。

体験型農園利⽤者の唾液のホルモン計測による検証の結果、農作業の前後でストレス軽減、幸福度の増加といった傾向が確認され、農園における農作業のストレス軽減効果の有効性が証明された。


アミラーゼが減少 農作業でリラックス状態に

アミラーゼは、緊張した状態が続くと唾液内の含有量が増加します。
農作業の前後でアミラーゼの顕著な減少が見られ、緊張が緩和されてリラックス状態となることが確認できました。

唾液中のアミラーゼ計測は、簡易的なストレス計測方法で、25から50が通常状態、20以下がリラックス状態の目安とされます。

コルチゾールが大幅な減少 高いストレス軽減効果

コルチゾールは、数時間の長期的なストレス変化を正確に示します。
農作業の前後でコルチゾールの顕著な減少が見られ、高いストレス軽減効果が確認できました。
コルチゾールは、ストレスにおける脳下垂体由来のホルモンで、心理ホルモンと呼ばれます。

クロモグラニンの変化との比較から、短期的なストレスよりも、長期的なストレス効果が高いと言えます。

クロモグラニンが緩やかに減少 短期的なストレスに緩和効果

クロモグラニンは、急速なストレスによって心身が硬直状態になったとき、突発的に唾液中の濃度が上昇します。
農作業の前後でクロモグラニンは緩やかに減少し、短期的なストレスに対して緩和効果が確認できました。

適度な農作業によって、身体の硬直や緊張を改善し、緩やかなリラックス状態が維持されると考えられます。

オキシトシンが緩やかに増加 農作業で幸福度が増進

オキシトシンは、別名“幸福ホルモン”と呼ばれ、幸福を感じると分泌されます。
農作業の前後でオキシトシンが緩やかに上昇しており、幸福度が増進していることが確認できました。

コルチゾールの変化クロモグラニンの変化アミラーゼの変化

緩やかなオキシトシンの上昇は、急激な幸福度の上昇=興奮状態ではなく、適度に落ち着いた“ちょうどよい幸福感”を感じていると考えられます。

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