介護雑感43

 

食事は、食べたくなければ食べなくていい。もし、家族が利用者の要望を叶えてあげたいのであれば、家族で介護されてはいかが?

いつも介護を考えるとき。野生動物を、思い出す。もしも。ライオンが、食欲がなくて。年を取って、衰弱をして、食べたくなかったら?どうなるだろう?これが。私の基準である。つまり。無理に。食べさせたくはないし。それが、本人の希望ではないのか?。胃瘻をしたり、食事介助して無理矢理口に押し込むことこそ、拷問であり、パワハラではないだろうか?

先週1人の男性が。介護施設に入所を入賞された。その男性は?自宅で。自由気ままに。生活しておられたそうで、何しろ食事が気に入らない。朝から、モーニングコーヒー。サンドイッチ。その他、あれこれ。注文が多い。コーヒーは、ドリップで、サンドイッチはトマト抜きレタスで。認知症が進んで、他のことではコミュニケーションがとれないが、なにしろ自分のやってほしい事だけは、きちんとしている。施設では?原則。朝食は?ご飯に味噌汁。ご飯の代わりにバターロールが。味噌汁の代わりに。コーンスープが。用意されているが、そのほかは?変えることは、できない。何しろ?朝の。5時半に。ご飯を炊いて、15人分の。支度は、一時間程度で。終わらなければ、その日のスケジュールは?進まない。朝早く、起きて一生懸命料理してくれる調理人からすれば、怒る気持ちも判る、しかし、みんなが、その怒る声を聞きながら、食べるのは良くない。料理人も時間になれば、廃棄してしまう。「もったいない」とか「後で食べさせてあげて」というのは簡単だけれど、誰が朝の忙しい時間帯にやれるのだろうか?

なにしろ、朝は特に人手不足で9時までには、起床、着替え(おむつ換え、パット)、トイレ、洗面、食堂移動、入歯管理、食事、歯磨き、薬、皿洗い、片付けその他分刻みのスケジュールで忙しいので、1人の事に時間が取られてしまうと全体が狂ってします。このようなに、わがままな人が多いと、また。周りのものは私も。という要望が強くなってくるし、職員教育が出来ていないと、またまたクレームが事故報告書。

この男性は?丸2日間。ほとんど。食事らしい食事はしていない。そして。体が痛い。お腹がすいた。トイレに行きたい。何しろ?夜夜中。この人、この人ひとりのために。何度も。何度も。介護。強いられ。強いられてしまう。

 

介護現場では?職階と言って。職員が。スプーンで。食事を。支えるけれども。どうしても?時間配分とかで。時間が早くなってしまったり。充分に時間がとれないのが現状である。正直に言えば。口に詰め込む。といった表現になってしまうのかもしれない。私たちは。毎日毎日。一生懸命であるけれども。それが。本当に?利用者のためになっているのか?不当考える時がある。

しかし。施設に。預けている家族から思えば。それは?クレームの対象として。とっておきの。材料になってしまう。上司も、まさか。ほっとけとは言えないし。なるべく、丁寧に、介助するように。どの指示になってしまう。