箸使いから躾を学ぶ

あなたは、右と左をどのように覚えましたか?今、自動車を運転時に、ウインカーを出す際右はご飯を持つ方、左はお茶碗(右利きの時)子供の時、食事時両親から教えられた。子供の時、ちゃぶ台に正座して家族団らん食事をした。躾はすべて、食事しながら教わった。渡し箸、移り箸、佛箸、指箸、探り箸、つくね箸、たたき箸、かきこみ箸、違い箸、なみだ箸、立て箸、そら箸、ねぶり箸、寄せ箸、迷い箸、重ね箸・・・あなたはいくつわかりますか?これは、箸の使い方の作法を書いたもので、あまりよくないと言われているものです。最近は、洋食のご飯をフォークで食べることがステイタスだと勘違いしている日本人が多いのには残念です。

最近まで、割りばしは木材の有効利用の間伐材で問題ないと思っていたが?今や、輸入材が98パーセント、中国から大量に輸入されているが、中国はロシアやモンゴルの森林を伐採してまで、割りばしを生産し輸出している。森林の伐採はCO2吸収を減少させ、地球温暖化の要因である。日本は、地球温暖化に協力をしている。最近一部の外食産業でプラスチック箸の活用が進んでいるが、これも将来捨てられればプラスチックマイクロとして海洋おせんとなる。私は今マイ箸の携帯をお勧めしている。マイというのは英語のわたしのという意味で気に入らない。懐箸いや米箸とかいてはいかがだろうか?

最近老人ホームに尋ねたら、皆すばらしい陶器の器で食事を楽しそうにしていた。特別なハレの日でお誕生会やお祝い事に限り、感謝して使わせていただいているという、この湯飲みは修学旅行の京都で勝ったもの、これは亡くなった夫の会社の40周年記念、一つ一つに思い出があり、物語りがある。毎日というわけにはいかないが、湯飲み1つでも自分のものであれば少しは安らげるのではないだろうか?
現実は、人出不足でやってられない。食育を学ぶことは、人生を楽しくしてくれる。