疫病と天皇

日本の歴史の中では、天変地異や疫病の蔓延など困難な時期が幾度もありました。
これまでの歴代天皇の御事蹟をたどれば、天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思いを込めて奈良の大仏を作られた聖武天皇、疫病の収束を願って般若心経を書写された平安時代の嵯峨天皇に始まり、戦国時代の後奈良天皇、正親町天皇など歴代の天皇はその時代時代にあって、国民に寄り添うべく、思いを受け継ぎ、自らができることを成すよう努めてこられました。

 昔の意という字を知っていますか。この中には、疫病を鎮めるために巫女や酒を神棚に添えて祈ったのです。そして、平静を取り戻し時代は進んでいるのです。

ワクチンの開発は人類の時代をさかのぼれば、ほんの一瞬の時間にすぎません。新型コロナウイルスのをワクチンは、他のワクチンを遺伝子を組み替えて作られたことも報告されています。