ラグビーの準備は大自然の中で

  ポチッとお風呂のスイッチを押せば、後は設定温度、量で自動的に止まって、声で「お風呂が沸きました」とメッセージまで伝えてくれる。だけど、地震がやってきて次の日から体育館で避難生活。学校のトイレはまだまだまだ和式、田舎ではぽっとん便所も存在している。避難所生活でトイレ、お風呂、ありとあらゆることがストレスになって眠れない、病気になる。今の私たちは、文明という恩恵を受けて生活しているのを当たり前のように受け止めている。

どんな環境に置かれようとも、生きなくてはイケナイ。日頃からチョット。災害時のことを考えてご家族と考えてみてはいかがでしょうか?

 

 2019年日本でラグビーのワールドカップが開催され、日本のキャプテンはリーチマイケル。故郷はフィジー。父・コリンさんの住むフィジーだが、そこは人里離れた電気も水道もなければ電波も届かない地だった。「お父さんは変な人。自然の中で暮らしている」と説明する。川で水をくみ、魚を捕る、畑で農作物を作る。完全自給自足生活。そこに身を置いて、「1週間くらい、スイッチを切る。リラックスできる」と文字通り、心身を完全オフに切り替える思いだ。 休暇を経て、入れるスイッチはW杯仕様。「この先はW杯に絞って集中する。勝つためのコンディションを作る」。勝負の1年に臨む。(三橋 敏次)

 

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