甘い罠

子供たちがテレビを見る時間が短縮されて、パソコンやスマホに切り替わっている。相対的に画面を見る時間は、増えているがテレビのように比較的長い時間同じチャンネルを見る時間は限定し、時間も限定されている。にも、かかわらず炭酸飲料のテレビのコマーシャルタイムは増えて、それに伴って売り上げを伸ばしている、ということは若年性糖尿病患者や落ち着きのない若者達が増えている原因である。
 
大手コーラ会社は、少なくなったテレビコマーシャル時間をもっと活用して、今迄1時間に1回のコマーシャルタイムを2回3回に流している。
凄く美人な女の人がでてきたり、一流アスリートが出演したり、音楽だって負けていない、その為だけに一流のミュージシャンを使い心理学や
統計学あらゆるIT機器を活用して、子供達の脳に商品に叩き込んで、自動販売機に行けば、スーパーにいけばついつい手を伸ばして買うシステムの上の載っている。
 
そのわけは、炭酸飲料の糖分である。果糖ぶどう糖糖液は500CCのペットボトルあたり、角砂糖換算で12個以上に相当する、真夏の暑い最中、ゴクッと一本冷たい炭酸飲料は実にスカッとさわやか、ついつい1日に3本や4本はいける。500CCで160円のサイダーが、大瓶2リットルでは300円前後。お得感を反映して子供たちは水が割り。もしも、角砂糖を30個食べなさいと言われれば、まず食べれない、気持ち悪くなる。
 
10歳までの子供に身についた脳にこのサイダーは美味しいとインプットされれば、その子は一生そのサイダーを飲み続ける。10歳の子供を手なずけるために、プラスチックスのおまけのおもちゃを与え続ける。またこれが10種類あると仮定して、なかなかそろわない。だから、同じ会社の同じ種類を集めるためには外出は間に合わない。(食養指導士 三橋 敏次 拝)