エンガワはヒラメ?

偽物が本物としてまかり通る回転ずしのネタ

 100円均一の回転ずしでえんがわを食 べたことのある方も多いかと思います。回転ずしなどの安価なお寿司屋さんで、提供されているものは、主にカラスガレイなどのカレイのえんがわです。カラスガレイからえんがわを取る場合、20〜60貫分も取ることができます。5〜15倍もの量を取ることができるのだから、どうりで安いはずですね!ロシアでは、冷凍するため、この部位は食べずに廃棄していたそうです。魚は、マグロとアジサンマ、いわしといった近海物のほかは、国内産の似たようなもの(=安い代用)か海外からの輸入もので成り立っています。美味しければ、あまり拘らないほうがいいかも知れません。
えんがわとは実は、特定の魚のことを指すのではなく、魚のある部位の総称なのです。ある部位とは、ヒラメとカレイのヒレを動かすための筋肉、背びれと尻びれの付け根の部分のことです。ヒレを動かすための筋肉が発達しているので歯ごたえがよく、脂も乗っています。さらに女性には嬉しい、コラーゲンもたっぷりと含まれています。「えんがわ」という名前の由来は、その部分の筋肉の形が日本家屋にある縁側に似ていること。ヒラメとカレイのどちらから取れたものでも「えんがわ」と呼びますが、お寿司屋さんで「えんがわ」と呼ばれているものは基本的にはヒラメのもののことです。ほども触れましたが、えんがわとは一般的にはヒラメのヒレのことを指します。ヒラメ1匹から取れるえんがわは、わずか4貫分

 

 

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