さけ(チリ)は避けよう

鮭は、もともとは、ノルウェー、アラスカ、日本の北海道沖などに冷海域にいる魚。北海道のサケが、故郷の川に帰れない。今頃、どこの海にいるんだろうか?今年は、例年にも増して海水温が高い、そのせいでサケが戻らない。戻らなければ当然産卵が減るわけだから、ますますサケがいなくなる。サンマもダメ、自然相手の漁業だから、捕れないという事は、船を出しても赤字だから、にの前をふむ。

日本の北の沖合ではサケの漁獲量が激減しており、過去15年間で約70%下落した。北極からはるか南にあるこの地域の海岸には、一面の海氷が押し寄せてくるが、サケの消滅はこの海氷の消滅と同時に起こった。衝撃的なこの出来事──サケと海氷の消滅──は、シベリアと日本に挟まれたオホーツク海の海水温が急速に上昇した結果だ。産業化以前の時代と比べると、この地域の気温は場所によっては3度も上がっている。世界で最も急速な温度上昇のみられる地域の一つだ。

オホーツク海の氷が減少すると、この養分に富んだ海流が弱まり、広大な北太平洋に生息する海洋生物たちが危険にさらされる。この事実は、これまで観測された気候変動の影響としては最も驚くべきものであると同時に、最も議論されてこなかったものでもある。
「私たちは、オホーツク海を北太平洋の心臓と呼んでいます。「こうした温度変化によって、心臓の機能は低下するのです」

1つ目は、鮭のエサ。

鮭のエサは、他の魚を粉にしたものを、ペレットにしたものだそうです。(鮭を1キロ太らせるために、4キロの魚が必要だそう。普通、市場に売られる鮭は、4.5キロ~5キロなので、18キロ~20キロの魚が必要ということになります)餌代は安く、そこで、鶏肉、牛肉、鮭などを冷凍して販売しているある会社は、鶏肉をパッキングした後の残骸を鮭のエサにしています。

2つ目は、寄生虫を殺す殺虫剤

チリで養殖されている鮭には、チリの海にもともといる寄生虫に対する免疫がありません。そこで、養殖場では、この寄生虫を殺すために殺虫剤を使います。

3つ目は、抗生物質。

そんなわけで、免疫の低いチリの鮭が、病気にならず、市場に出るサイズに育てるためには、抗生物質が必要です。「チリ産の鮭は薬漬け」なのです。

4つ目は、鮭の密集度

鮭が養殖されるケージ(檻)は、縦、横、高さ 30メートル。その中に、なんと、5万匹の鮭が入れられているそうです。ノルウェーの基準は、同じ大きさのケージの中に、最高2万匹!!!!と決められているそう。

(鮭に与えられている抗生物質や養殖場にまかれている殺虫剤は、微量であっても、私たちの身体に入ってきます)

日本のスーパーで売られている鮭は、こんな風に作られているというショッキングな事実。たくさんの人に知ってほしい情報です。

(食養指導士 三橋 敏次 拝)