健康になれるなら

  • 健康になれるなら死んでも構わない。サプリメント大国アメリカで発売された本の題名である。標準体重の8割の女性がもっと痩せたいと望んでいる。超肥満児は生きる為に、あえて胃腸を3分の2迄を切り落とす。体によくないものを食べ、サプリメントで栄養を補う。サプリメントが売れれば売れる程、未病人口が増え続けている。これっておかしくない?

本屋さんのダイエットコーナーには、いつもうずたかく積まれている。有名な女優さんから、わけのわからないインチキ本迄、朝バナナ、寒天ゼリー、チョコレート、五穀ミルク、紅茶キノコ、朝だけ生姜、ゆで卵、野菜スープ・・・・・食べ物に限らず、腸マッサージ、足つぼ、おダンス、笑いヨガ・・
なんでもあり。皆さんもこの中には、聞いたり試したりした方法があるのでは?

人は食べたもので出来ている。間違った食べ物は間違った人体を作る。昔は、サプリメントなんて考えはなかった。人は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸いろいろのバランスで成り立っている。肌をきれいにするために、過剰にビタミンCを摂取してもかえって有害である。風呂桶の板に例えるなら縦に並んだたった1枚の板が短くても、機能しない。そこからお湯がもれるのである。

食べないことが一番のダイエット、北極ぐまはいつでも食にありつけるとは限らない、やせ細ってやっと命懸けで狩りをして命を長らえ、子孫を残している。日本人も、過去の歴史をさかのぼれば、飢えとの戦いの時代の方が長かった。3日たべなきゃ7割良くなる、船木俊介氏の本の題名である。

先日、あるネット販売の健康食品の会場に行って驚いた。ファッションショーから飛びでたモデルが勢ぞろい。講演者はスーツをばっちりきめて、スポットライトの中をさっそうと登場、全身自信に満ち溢れ30分の洗脳時間の後は、契約をしなければならないような雰囲気に包まれ、何万もする健康食品がバンバン売れる。でもね、多くのひとはもとのまんま。残るのはお腹の脂肪と、多額のローン。

一流芸能人が、3月で見違える体型に。ライ〇〇〇はあなたの体に必要です。どうぞ、お金がある方

携帯にお金をかけ、インスタントラーメンにコーラ。
いつも美しくありたいと、考えて食べている人は、体も心も美しい。

健康になれるなら、死んでも構わない。サプリメント大国アメリカで発売された本の題名であり。ひょうじゅんたいじゅう