タバコはやめて

口にするもの、すべてを考えるのが食育の原点。そういう面からタバコについて取り上げたい。
JR東日本では、平成21年4月から、ホーム・改札での全面禁煙が実施された。大きな企業が実施すれば街のパン屋さんや飲食店に与えるコンパクトも多くなって、ますます禁煙場所が増えてほしい。最初に就職した昭和40年ごろは、国電のホームの枕木の間に一杯タバコが落ちていた記憶がある。今にして思えば、信じられないような光景で、電車が入って来るとポイなげして電車に乗っていた。
たばこの害が、自分自身に及ぶのは自業自得だが、全くの他人が巻き込まれることは、許せない。
喫煙者の直接的な弊害は肺の機能低下、気管支や肺がタールで真っ黒になって肺がんの発症危険率も高くなる、そして、妊娠時にタバコを吸っていると、生まれてくる赤ちゃんの脳に影響を及ぼして、将来の犯罪率が高くなるという科学的なデータもある。タバコ中毒になると、手のしびれ、知覚障害、感覚障害もでてきて、ろれつが回らなくなったり、暴力的になることも指摘されている。
そして、怖い間接的な障害も多くある。まずは受動喫煙。一説によると、喫煙者のタバコの煙を吸いこむことは、喫煙者以上に健康被害が及ぶことも確認されている。部屋はヤニで汚れて、一緒に住んでいるご高齢の方や赤ちゃんは気管支障害の危険性が増す、それに加えて、くわえたばこ、歩きタバコで、幼い子供の目を失明させたり、寝たばこによるホテル火災、なげすてによる放火事件、山火事も。先日は新幹線の禁煙席で隣の女性に注意された腹いせに鼻を素手で殴った男性が逮捕された。

国は、禁煙運動のパンフレットを作成し、啓蒙運動を実施している。しかし、罰則規定はなく、喫煙者の良識に委ねるにとどまっている。国にとっては、タバコの税収は貴重な収入源であり、公社は国の管理下に置かれていたことはご存知の通リ。販売中止や国民の健康などひとかけらもかんがえていない。タバコを吸って肺がんになると、医療費は健康に充分きずかかっしている人から徴収されるのです。

 

 話は変わって、先日介護施設のタバコのゴミをして驚いた、臭いは嫌だし、排水溝にたまった吸い殻は雨水を含んでなかなかおちない。タバコ嫌いの人にとっては、やりきれない。

お互いに仲良く平和で生活するために、どのように工夫したらようだろうか?食育は人間教育でもある。