カタカナ食事がダメ

  戦後日本は奇跡的な復活をとげ、東京オリンピックを大成功に収め、そのためのインフラもスピート感をもって達成させた。しかし、そのかげには、日本の伝統文化がことごとく破壊され、なんでもかんでもアメリカかぶれ。たしかに、学校給食における食糧支援や改革によって、効率化が図られ何もかもが、変わってしまった。いい面も多くあるが、一番の誤りは主食の米の消費を小麦に変えてしまった事。

 日本家屋からコンクリート鉄筋マンションへ。尺とか間とか畳とかから、メートル法に代わってカーペートの生活に。着物でつかわれる鯨尺も禁止された。洋服になって何号サイズになった。便所紙も新聞や再生紙の黒ずんだ和紙からトイレットペーパーに、和式トイレから様式トイレに。その結果今の小学生は、ポットン便所や厠をしらない。洋式トイレの水洗化は、衛生面を考慮すれば画期的で良いことだが、肥やしとして畑に再利用されていたものが、すべて水に流されて、野菜は化学肥料や除草剤なくしてできなくしてしまった。無農薬野菜なら手間はかかるが安心安全である、化学肥料や除草剤に多額のお金を投資しても、消費者は無農薬野菜よりもはるかに安い値段で買うことができる道を選択した。減反には補助金をつぎ込んで、灌漑の技術や田んぼの荒廃を招いてしまった。
 日本家屋のふすまや障子、漆喰は温度差のある湿度のある日本に最適のもので、クーラーがなくても快適に住める工夫であったが、マンションではクーラーなくして生活はできない。どんどんお金のかかる時代になって、お金に縛られ、子供を育てる自信も、愛情までも失われてしまった。給料も高度経済成長期には、急速に上がったが、今は年収は抑えられて、ほんの一部も金持ちと大多数の生活やっと組みだけになってしまった。

 マグガバン報告では、日本食のバランスのとれた食事が推奨されているにも関わらず、不都合な真実には目をつぶって知らんふりを決め込んでいる。今や、地球の裏側からでも食料を輸入し、昔の人が見たことも食べたこともないフルーツや魚が食卓に上がっている。今、100歳のお年寄りが7万人をこえた。決して、裕福でない時代に育ったのも関わらず元気なのは、納豆や・豆腐・味噌汁・糠づけ・鰹節などの発酵食品のおかげでもある。健康で長生きは、お金がかからない。

 パン   を  ごはん  に     チーズ    を   納豆  に
 ラーメン を  日本そば に     ドレッシング を   三倍酢 に
 ピザ   を  お好み焼きに     ハム     を   ちくわ に
 ピラフ  を  焼き飯  に     添加物ゼリー を   寒天  に
 牛乳   を  豆乳   に     サンドイッチ を   おにぎりに
 グレーブ               ムニエル   を   刺身  に
 フルーツ を  みかん  に     ハンバーグ  を   かんもどきに
 コーヒー を  日本茶  に
 フライド
 ポテト  を  焼き芋  に

 

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夕食の支度は、カタカナで考えるのではなく、ひらがなで考えましょう。この不況時においても
ハンバーガーの売り上げは向上しています。フライドポテト・チキンナゲット・ハンバーガーどれも
高カロリー食で毎日たべていては、健康を害する恐れが高いのです。

 

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