食べ残し、飲み残し

 N市で水泳大会が開催され、推定1300人に参加された。役員約200名には、ペットボトルのお茶1本とお弁当がお昼に配られた。午後1時過ぎには、その数だけゴミとして捨てられる。食べ残し、飲み残しがあってもそのままゴミ箱へ。室内には瓶、缶専用の回収箱も設けてはいるが、多いのがペットボトルとお弁当箱箸をビニールの袋に縛ってそのままゴミ箱へ。役員以外の1100名もこの夏の暑さ、昼だけではなく1日の大会なので、2本と計算すると、なんとなんと2600本がゴミとなる。

さて、私は当日清掃のスタッフとして、1日ゴミの様子を細かに観察できたことは、いい勉強になった。午後6時すぎゴミの山は室内に山高く積まれた、帰りぎわに、袋のあたりに捨てていく人や、観覧席にそのまま放置しているものも。この日、私は残念ながら、ご苦労様と声をかけてくれる人はだれ一人いなかった。勤務時間もきになっている。少しでも、協力いただこうと、スタッフの男性に声をかけたが、思いもよらぬ返事にあきれてしまった。大会本部としては、会場使用料とは別に清掃費を支払っている。当然あなた方の仕事でしょ。いくらお支払いいただいているが知らないが、それは直接私達に分配支払われるのでなく、私はボランティアとして協力している。

東京オリンピックでは、毎日どれほどにゴミが排出されるのだろうか?お・も・て・な・しは日本の伝統文化、日本食はユネスコの無形文化遺産にも登録されている。ところで、身体障碍者パラリンピックの水泳選手として、日夜この水泳場に来ている田中選手がおられる、彼は、水泳場にスタッフはもう誰でも知っている。お世話になります、ありがとうございました。顔を合わせるたびに元気な声で挨拶をしている。水泳選手も多くのスタッフや理解ある支持者の応援を得て、初めて練習に取り組むことができる。帰り際には、プールの入り口に立ち止まり、プールに向かって一礼。このような姿をみたら、
誰もが心から彼を応援したくなるのではないだろうか?

スポーツマンであれば、スポーツをやる前に1人の人間として立派な人でなければ、やる資格がない
今日は、マスターズの大会で着替え場所や時間も少ないという制約があることは、承知していても、お祭り気分で大声でふざけたり、びしょびしょで歩き回る歩人、シャワーを裸で行き来する人。トイレも
トイレットペーパーは散らかるし、汚れたままに立ち去るひと。

生活習慣が乱れると、食生活も乱れ病人も増えることは間違いのない事実である。東京オリンピックをすばらしい大会にするために、もう一度みんなで街をきれいにすることから始めたい。今、消費税増税も始まろうといている。ゴミ問題も真剣に考えないと。やがて自らの生活に支障がでることは間違いない。労働者人口もへり、こんなゴミ生活はそう長くは続かない・