買うなペットボトル

ある推計によれば全国の自動販売機とパチンコ店の電力消費量は、原発1基分に相当するそう。今は犬も歩けば自動販売機にあたるほど自販機が多い。自販機は買って、すぐ飲み干せば1分後にはゴミである。製造から運搬、設置そして回収、廃棄にまた運搬、そのすべてに人件費がかかっている。今も、戦後も貧しさはそんなに変わっていない。母子((父子)家庭や高齢者の年金暮らし、生活保護世帯も増えている。だけど、おかしいことがある。今はコンビニで弁当とかって、ペットボトルで生活することが一番の節約と思って勘違いしている。確かに、スーパーでは198円のお弁当屋1本50円のペットボトルも置いてある。作る手間も、労力も、そしてレンジでチンすればできたてホカホカ。洗う手間なし、いいことづくめ?戦後の貧しい時代にはコンビニもペットボトルもない。蒸かしたさつま芋とぬか漬けの大根、ニンジン、なす、朝方、おおきなアルミやかんで煮だした麦茶。

ここで、もう一度考えてほしい、もし、あなたが198円のお弁当屋さんで利益を上げたいと思ったなら、どんな素材を使って、どんな料理方法でどんな容器を使って、いろいろと考えると思う。では、実際の198円のお弁当の中身はどのようなものか?普通の長さのちくわを盾に半分にきって、青のりをいれた小麦粉を水溶きしたものをつけて、油であげたものが1つ。白いご飯は、新米や国内産では高いから、外国産とはいかなくても、安く仕入れられる国産の古米が使われるのは当然のこと。ご飯の上に醤油を垂らした8センチ角位の韓国のりがはりつき、おかかが少々、色のついた漬物と偽物のゆで卵を輪切り。さて、すぐにわかるものから解説したいと思います。酵素は高温で揚げてあるからなし、ビタミンCもなし。ビタミン類やミネラルは見た目では判断できないので検査機関の分析に、必要なミネラルは摂取できないし、ビタミンだって不足している。当り前じゃないか?198円なんだから。でも、こんな食事を毎日続けていたら、健康に良くないとはおもいませんか?実際に、健康によくないのです。切れる大人の非道な犯罪も、子供の体力低下も学力低下も、思考能力の低下もすべて食べ物が原因なのです。おかしなことに今の人の多くがお金がないお金がないと言いながら、みんな携帯は持ってるし、昔のように兄弟のおさがりや継ぎ接ぎのズボンを履いている子供も見かけない。いよいよ、調子が思わしくなり病院で、病院では言い値ですからどんなにお金がなくても待ったなしで払わなければならない。

昔のさつま芋には、ビタミンCも入ってるし、ぬか漬けは酵素がいっぱい。麦茶は朝から1日飲んでの2リットルも用意すれば万全。ゴミも出ほとんど出ないし、庭に埋めれば肥料にもなり無農薬で野菜もできるのです。今、全国に100歳以上の方が7万人以上げんきでおられますが、その方たちはまさに戦後の困窮の中で生き抜いてきた人達なのです。

本題のペットボトルに話を戻しましょう。今、問題にすべきは中身です。ほとんどが、果糖ぶどう糖糖液が使われています。果糖ぶどう糖液は石油缶一個でくらいで1万円しません。砂糖と比べても安いし、液体ですから扱いやすいのです。サイダーで砂糖換算で約20~30グラムの糖分を摂取していますから、子供が毎日1本でも糖分とりすぎ。ましてや3本なんて飲んでいる子供はざらです。病気にならない方がおかしいのです。今日から、麦茶を沸かしてのみましょう。自分の健康は自分でしか守れません、家族の健康の柱はお母さんです。ちょっとの手間暇と工夫で健康で幸せな生活ができることをしってほしいです。(食養指導士 三橋 敏次 拝

 

 

現在のペットボトル飲料の容器相場は実は10数円相場。例えば、ミネラルウォーターの500mLペットボトルでは、容器代が15円、キャップが3円、ラベルに2円50銭、梱包用の段ボール代が1本当たり2円ですから、容れ物だけで約22.5円となります。中身は水からジュースまで。保存料、着色料、香料で4円、運搬、人件費で総計は50円以下相場はこんなものでしょう。

角砂糖換算でビックリ、砂糖がこんなにたくさん入ってる。