戦後食は間違い

 粉乳脱脂戦争に負けた日本は、食料で植民地化され後戻りできない状況を作ってしまった。

戦後焼野原になった日本は極度の食料不足に陥ちいり、アメリカは大量の小麦、脱脂粉乳を無償あるいは後払いで日本に供給を行った、そのおかげで、飢えに苦しんでいた多くの子供達助かり団塊の世代の大きな労働力もあって奇跡の復興を成し遂げることができたのは事実である、

だが、しかし、この学校給食法はGHQが草案したものであり、当時アメリカは戦争が終わって過剰小麦の保存に莫大な資金を費やしていたため、これ幸いに大量に輸出したこともまた事実である。食べなければ人は戦争することもできないし、兵糧計画である小麦の加工技術は、軍事機密でもあり、何よりも大量に作るすべは、日本にはほとんどなかった。コッペパンはアメリカ式製パン法、つまり添加物ベタベタ。アメリカ式添加物、イーストフード。アメリカ式製パン機械、シリコン系、パラフィン系油脂の大量使用仕様で成り立っている。

厚生労働省は、アメリカの恩のもとに農産物を次々に自由化を迫られ、全く必要のない黒いサクランボ、さらに一粒のコメも日本に入れさせないという掟をあっさり破って、主食のコメ迄もウルグアイラウンドで約束させられた。退官された厚生労働省の役人は回顧録に間違った指導だったと告白している。また、アメリカ商務省の当時小麦戦略を指導した本人は会見の中で、こんなにも日本が素直に小麦を受け入れたことに驚きを隠せないと証言している。食料自給率39%。自給率を引き上げようと一所懸命にパンフレットを作っても、まったく自給率はあがっていない。先進国でこんなにも食料自給率は低い国は日本だけである。

今、どうなったか?減反政策によって日本の灌漑技術は衰退し田んぼがボロボロになってしまって、さらに優秀な農業後継者もいない。国民医療費は50兆円を超え、将来の労働力人口になりえない寝たきり、高齢化。少子化は国力の低下でもある。日本は世界で唯一の被爆国であり、たった2発の原爆で一瞬にしてピカッと38万人もの尊い命が奪われた。今は、食の誤りでジュワっとx万人の命が奪われてのかも知れない。

今、食パンはなんとドン・キホーテで1斤60円で売られている。スーパーでは、100円以内で買える、ましてや正味期限まじかのものは半額で売られ、売れ残りは大量に廃棄処分、それでも大手パンメーカーは、搬送費、販売費を差し引ても利益を出している、おかしいとは思いませんか?そこは、もう化学の魔法を尽くして競争に勝たなければいけない使命があるのです。

#食命3284