老々介護
夫の脳梗塞は未然に防げたかも知れない。
もっと軽度で済んだかも知れない。
食生活を改善しても防げなったかも知れない、
だれど、体調不調でも酒を飲み、タバコを吸い、妻に暴力を振るい、
結果妻を殺人犯にしてしまった罪は重い。
食べられなくなった時に、
一番身近にいるあなたの一番大切な人に感謝しなければならない人に。
老々介護、88歳妻逮捕、93夫の介護に疲れ、首を絞め殺害、自分も死のうとしたが死にきれず。夫は5年前から脳拘束で半身まひ、食事もおむつも妻の務め、妻は最近痴呆症状が重くなり、食事の時間も忘れがちで、最近では夫に怒られる。自分でも訳が分からなくなって、尽くしているのにわからない。食べさせて貰おう、オムツを変えて貰おうなんて病気になる人はいない。最近では、近所づきあいも氣うすで隣に相談や頼むこともできない、かといって、行政が手を差し伸べることも本人が望まなければできない仕組みになっている。食欲がない、頭がいたい、背中がいたい。倒れる前には何か兆候があったはず。これからますます年金暮らしの人が増えて、自分達もいつこのような事態をまねかないとは断言できない。
いまさらながら、日々の生活、食生活が大切で病気にならない体づくりをしなければならない。夫は67歳の時から高血圧で毎日2回薬を服用、塩分控えめ、運動不足、バランスのとれた食事指導を受けたが、生来、何にでも醤油をかけ、塩辛い物や油物も大好き、タバコは1日1箱酒は毎晩。結果が体に現れるのは時間の問題。そして、88歳を迎えてすぐに家で突然倒れ救急車。左片マヒで3週間後退院、自宅療養、1年前から寝たきり状態。殺人罪という重刑を負わせてしまった夫の責任は逃れることはできない。高齢を考慮して、裁判は短期で終え多くの人たちの嘆願書によって執行猶予がつき釈放された。
仲良くなって、結婚し、仲良く生活を苦楽を共に歩み、子供も成長した。長い間、バラ色だった人生がもう少しでハッピーエンドになったかもしれないその時に、ばらの花は散り暗闇に閉ざされてしまった。これからは、年金生活が増え、介護を子供に頼る時代は終わっってしまっ