コロナについて

夜、帰り際に外に粗大ごみを大量に出している外国人を見かけた。同じマンションにすむベトナム国籍の20代の女性3人と男性1人。日本に仕事を求めて昨年来日し、いよいよ、これから日本の生活にもちょっと慣れて、頑張ろうと思っていた矢先コロナの影響で、解雇されてしまったそうな。本国に帰るのも、お金がかかるし、飛行機も飛ばない。10万円の支援金もカヤの外。なんとか、4人で頑張ってきたがもう限界とのことで、本国に帰るまでは大使館の管轄施設にとどまって過ごすという。炊飯器も冷蔵庫もレンジもすべてごみ。何もできないもどかしさを感じながら、名刺を1枚渡して是非コロナが終息したら日本へくるように、何か支援ができないだろうと考えさせられた。

昨日、東京都のコロナ感染者は224人という過去最高と記録した。今日の、新聞では、比較的若者が多く、無表情や比較的軽い人が多くて心配するような切迫した状況にないという判断であるが、油断はできない。もしも、感染者がふえて、高齢者や生活弱者にふえて重症患者が増えたら?東京都は4000億ちかくあった留保金をすでに3000円を使い切った。

と思えば、同じ紙面で九州豪雨で62人が尊い人命を奪われ、浸水した家屋は手放さなれてば、ならない。今の日本は不安がいっぱい。でも、このような時だからこそ、試されているのかも知れない。(三橋 敏次)