あたいの夢物語

20xx年、私の孫は、〇〇県に18000坪の大自然農場を所有し、年2回トウモロコシを生産し今や農業を代表する富豪になった。私が令和から始めた遺伝子組み換えのトウモロコシの作付けは、この何十年種の改良会社によって大きさは原種の5倍になり、糖度は6倍になった。従来のトウモロコシのように、人がたべて大変美味しいし、家畜の餌にも、さらに太陽と水のめぐみに育まれた青々とした葉やヒゲは、利尿材の原料として製薬会社に、ペットボトルのお茶の材料に飲料メーカーにひくてあまた。F1の種で、年2回の種子にはそれぞれの季節に応じた遺伝子が組み込まれている。同時に開発された除草剤はこのトウモロコシ以外のあらゆる植物は枯らすように収穫の前の1回で済む。刈り取りの時期には、太陽と水のめぐみをいっぱいにうけたトウモロコシ畑だけが延々と地平線迄連なっている。そこに、両翼20メートルの刈り取り機3機が上空から見上げればV字行進して数分後には、トウモロコシの実と葉っぱ分別され30キロづつ自動的に麻袋に入れられトラックに混載されていく。刈り取られたトウモロコシは、100パーセント利用され、廃棄物ゼロ。運転操作は無人ITコンピューター制御、この農場は5人の従業員の内、3人は、農業とは全く無関係のIT技術者である。ICが工業用品の飯に例えるなら、今やトウモロコシは世界万人の食糧。最近では、だいぶ日本人口は減ってきて100年後にはxxx万人に。少子高齢化、精神クライシス、晩婚化、独身の増加、セックスレスその他いろんな状態によって子供ができない生活を選択してきた。食べ物の間違いによって、精子も卵子も疲れ果てた。日本人は減っても、外国は人口爆発、輸出には事欠かない。糖度は増せば増すほど、やわらかくなればなるほど売り上げはうなぎ昇り。前途洋々、しかし毎年の種代が跳ね上がり暗雲を漂わせていた。


20xx年11月〇〇日。今から、孫は長年苦楽を共にしてきた愛妻と二人きりで20日間のクルーズ旅の用意をしている。学生時代は毎週山に登ったし、海外にも行ったが、この20年は仕事一筋でどこにも行っていない。いよいよ明日から、妻に感謝をこめて恩返し・・・と急に心臓が・・狭心症の疑いは多少あったが今度ばかりはちょっと違う、頭も痛いし、足もしびれて歩けない。即座に救急車で運ばれ、精密検査。MRI、CTスキャン、脈拍、血圧正常、血液状態も特に異常なし。薬は毎日10錠以上は服用しているし、健康には十分にお金を使ってきた。青汁も毎朝飲んでるし、健康にいいトウモロコシと信じて毎日食べてきた。なぜ、私なんだ、10日後原因不明で一時退院。病名は不明。医師はこれは、昔発生し今も苦しんでいるという水俣病に似ているな?ひとこと、つぶやいた。水俣病は確か有機水銀が海に流れ込んで、水俣の漁師が水俣湾の魚を食べて奇病が発生したもの・・・そういえばおじいちゃんが言っていた、日本人は、昔からの伝統食、粗食にしなければいけないいんだ。薬はリスクがあるから飲むんじゃだめだ。遺伝子組み換えや5Gの通信網から発する電磁波も。体に悪いって。もしかしたら、これはあらたな食源病かもしれない。安全な農薬(企業宣伝)です。遺伝子を組み換えても健康に全く影響はありません(御用学者)を信じて今日までやってきた。そういえば、最近は今までない奇病をあちらこちらで聴くようになった、もしかして、農薬や遺伝子組み換え食物の摂取が原因かも?でも、先生、業界団体では安全をうたい文句に世界の農業を変えてきていますよね?「医師」あなたは、それを証明できますか?病院から帰った孫は、体中、今までの人生で味わったことのない猛烈な苦しみが襲う。もう駄目だ、死にたいでも死ねない。体はチューブだらけ。おじいちゃんたすけてー

布団は寝汗でびっしょり。顔も見たこともない、あったことのない孫の叫びが枕元から聞こえて私は飛び起きた。夢でよかった。

 日本は昭和20年戦争に負けて、アメリカから大量の小麦の援助を受けて、昭39年には東京オリンピックを開催するまでに奇跡の復興を成し遂げた。しかし、引き換えに日本の伝統文化や伝統食はことごとく葬り去られ、今日に至っている。米の国はパンの国ジャパンになり、アメリカは、マグがパン報告を受けて日本食を取り入れ、米国になった。世界の歴史を振り返っても、こんなに急速に自国の食文化をかえた国はない。

食料自給率39%で先進国では最低である。もし輸入が止まれば兵糧攻めで、多くの日本人が餓死するに違いない。日本の歴史を振り返れば、飽食の時代はそこそこ10年で、食べられない時代の方が多かった、それでも、先人はお米を大切に育ててくれた。豊葦原瑞穂の国、日本ほど水資源に恵まれた国はない。この60年余りで、主食を変えられてしまった。こんな国は世界の歴史上ない。食を制する者は世界を制す。食戦争という言葉があるが、食品の偽装事件や輸入食料からは危険な毒食のような類の商品まで摘発されているのはご承知の通リ。本人は、今自ら選んだ食事の誤りで、ジュワット殺されている。糖尿病や高血圧がこれだけ蔓延しているといるのに、自覚症状がないために知らんふり。でも、体は着実に死に近かづいています。江戸時代ほとんど食べていない大量の肉料理と毎日のフライパン料理。体が換気扇のベタベタ状態で、動脈硬化はすすみ、大腸がんが急増し、予備軍の生活習慣病に至ってはもうほとんどの国民がくすりまみれ。、薬づけで国民医療費の総額はもう50兆に及ぶ。それに介護保険料、消費税10%。年金生活者や非正規労働者は家賃、電話代、医療費にほとんどの吸い取られる。子供も増えないばかりか、イライラで虐待もふえている。こんな、日本でほんとうにいいんですか?

これからは食選力が人生を決めるのです。食べたものの結果が体です。大腸がんが増えているのは、なれない肉を食べすぎ、日本だけふえています。生活習慣病は、主食を急激にかえ、添加物のをひ大量摂取、ミネラル不足による栄誉失調。凶悪犯は、振り返るとまともな食事をしていないこともわかっています。
それでも、赤信号みんなで渡れば怖くない。みんなが食べているから大丈夫ではありません。食誤れば、病に至り、食正しければ病癒える。ねんねんころりねんころり、寝たきりで長い人生を我慢しますか?ピンピンコロリで80を超えてある朝ありがとうと言ってお休みになりますか?人の命は平等です。私は、今一番の社会貢献はまず自分が健康であり、社会福祉の状態を保ち続けることだと思います。