ジョコビッチ

 

ジョコビッチが新型コロナウイルスに。あんなのも、健康に気をつかっている第一人者がコロナになるなんて信じがたい。ジョコビッチといえば、食事で体を変えた人特に、 グルテンフリーは彼の食の代名詞。グルテンフリーとは、グルテンという植物性たんぱく質を排除した食生活のことです。米国ではジョコビッチの躍進と著書の影響も手伝って、2012年頃からグルテンフリーダイエットと呼ばれるダイエットがトレンドになりました。また、レディ・ガガ、ヴィクトリア・ベッカム、マイリー・サイラス、ジェシカ・シンプソンなどの人気女優やセレブ達の「グルテンフリーダイエットで減量成功」などといった例が多数メディアで紹介され、大きな話題になりました。ニューヨークの街中にグルテンフリーのレストランやパン屋の看板が立ち並び、スーパーマーケットにはグルテンフリーの食材や食品のコーナーが並びます。日本でも大流行。しかし、万人に効く食事療法などない。ジョコビッチには、たまたまこの食事が体質にあっただけのことで、マネをするのは危険です。(三橋 敏次)

 

 

今の時代に健康でいるためのジョコビッチ流10のポイントは、以下のとおり。

・ビタミンCと亜鉛の摂取量を増やすこと。1日に5~7gのビタミンCが推奨されており、最大で10gまで摂取してもよい。亜鉛の摂取には、液体亜鉛が最もよい。それが見つからなければ、タブレット状のものを推奨されている量の3~4倍摂取するのが望ましい。

・毎朝空腹時に、レモンとシーソルトを入れたお湯を飲む。生姜や、新鮮なミントを加えてもよい。1日に数回、レモンの入った温かいお湯を飲むこと。胃が膨れていないほうがよい。

・緑色の葉物の野菜(パセリ、ほうれん草、ケールなど)を使った青汁やシェイクもできる限り飲むこと。緑色の葉物野菜は、酸性の環境に生きる病原菌やウイルスを倒し、からだをアルカリ性にする働きがあるため。

・酸性の環境は不健康なファストフードや、ストレス、心配事、怒り、砂糖の多く入ったドリンク、乳製品などによって作り出されるので、注意。

・少量のニンニクを小さじ1のはちみつシナモンと共に摂取するのがおすすめ。天然のオレガノオイル、生姜、カイエンペッパー(赤唐辛子の一種)もよい。

・コロイド銀溶液は免疫力アップにとても効果があり、体内の毒と戦ってくれる。

・様々な種類のお茶と生のハーブはどんな時も有効。特に、ルタニティー(セルビアのお茶)とハイビスカスティーがよい。

・私たちを癒し、心身ともに元気で健康に生きるために必要不可欠で、大切なエネルギーで満ちている新鮮な空気と自然の中(公園、森、湖、川、海、ビーチ、山、丘)で時を過ごすこと。

・意識して呼吸する練習を行うことで、心と身体に調和と落ち着きを生み出し、心配や恐れ、不安とより楽に付き合っていくことができる。最高に健康でいるために必要不可欠な、代謝のバランスを整える効果もある。

・笑えば笑うほど、あなたの気持ちを満たす音楽を楽しめば楽しむほど、幸せになれる。そして、愛情・幸福・喜びを感じるあなたの大切な人たちに囲まれていること。

(テニスデイリー編集部)

フェデラー、ナダルの影に隠れた存在だったジョコビッチ
世界No.1に君臨したジョコビッチも、2004年にツアーデビューしてから、2007年から2010年までの4年間はフェデラー、ナダルの2大巨頭に続く、No.3の座に甘んじていました。2008年に全豪で優勝はしているものの、総合的な実力は両巨頭には遠く及びませんでした。それだけ、当時のフェデラーとナダルの実力は男子テニス界でズバ抜けていました。
ジョコビッチは著書の中で、当時の自分をこう振り返っています。
“私の夢は世界最高峰の一人になることではなかった。世界最高峰と言える存在が2人いた。フェデラーとナダルだ。そしてこの2人からすれば、私などたまに出て苦しくなると、直ぐに棄権してしまう、雑魚にすぎなかった。この2人こそ本物のエリートだ。私はまだ第二集団の中でもがくだけの存在だった。”
“あの物静か紳士的なフェデラーでさえ、報道陣の前で私のことをこきおろした。「あいつはマンガみたいなものだ。あんなに怪我ばっかりしているんだからさ。”
18ヶ月で世界最高の選手に生まれ変わらせたのは”食事”
そんなジョコビッチを変えたのは、意外にも食事でした。
“私にとって、プロ生活で最低の瞬間が2010年だった。(2010年の1月の全豪オープンでは、ツォンガ戦において腹痛を起こし、敗北)しかし、2011年7月までに(あれからわずか18ヶ月後)、私はまったくの別人になっていた。体重が約5キロ落ち、かつてなく強靭になり、子供時代から振り返っても1番の健康体になった。そして、生涯の目標だった2つのゴールに到達した。ウィンブルドン優勝と世界ランキング1位だ。
わずか18ヶ月で、私をただの「そこそこ良い選手」から「世界最高の選手」に生まれ変わらせたのは、新しい食事だった。私の人生が大きく変わったのは、体にあった正しい食事を始め、体が求めてる通りに従ったからだ。”-ジョコビッチ

ジョコの食事術1. 「グルテンフリー」

実家がピザ屋なのに、まさかのグルテン・乳製品不耐症と判明
2010年の暮れ、ジョコビッチは簡易検査ELISAテストによってグルテンと乳製品対して不耐症(特定の食物を消化することが困難な病気)があることが判明しました。14日間グルテンを断ったところ、体重が減るとともに体の調子が良くなり、コート上でもこれまでにないスピード、柔軟性、集中力を発揮することができた。そして、乳製品も食事から取り除くと急激に体重が落ちたそう。
一方で、グルテンが含まれているベーグルを食べた翌日は、目が覚めると二日酔いのように頭が重く、体の切れも悪くなって体力がフルセットもたなかったという。実家はノヴァクという名のピザ屋で、幼い頃からピザを愛してきたジョコビッチにとって”私がピザに背を向けることなどできるのか?”と言っている位、好物だったとか。
グルテン不耐症から、グルテンフリー食生活に変更
“私はどの食材が炎症を引き起こし、どの食材が合っているのかを確認した。そして、正しい食べ物が何か、いつ食べれば良いのか、そしてどうすれば効果を最大限にできるのかが判明すると今後の肉体改造・人生好転の設計図ができあるというわけだ。
方法は簡単だ。まず、2週間食事からグルテンを排除する。その後、2週間にわたり余計な糖分と乳製品を取り除き、体がどう反応するのか見るだけだ。だが、食べるものを変えてそれで終わりでは無い。その後の食べ方を変えることを学ぶのだ。肉体のニーズに応じ、求めている物を求められている時に与えるようにすると、正しい食事とストレス制御テクニックを組み合わせることにより、肉体と思考の機能が著しく向上することが分かる。以前より、リラックルできて、集中力も高まり人生全体を自分でコントロールできるようになる。”
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、グルテンという植物性たんぱく質を排除した食生活のことです。米国ではジョコビッチの躍進と著書の影響も手伝って、2012年頃からグルテンフリーダイエットと呼ばれるダイエットがトレンドになりました。
また、レディ・ガガ、ヴィクトリア・ベッカム、マイリー・サイラス、ジェシカ・シンプソンなどの人気女優やセレブ達の「グルテンフリーダイエットで減量成功」などといった例が多数メディアで紹介され、大きな話題になりました。ニューヨークの街中にグルテンフリーのレストランやパン屋の看板が立ち並び、スーパーマーケットにはグルテンフリーの食材や食品のコーナーが並びます。日本でも大流行。

ジョコの食事術2. 「4つの食事ルール」

ジョコビッチの食事のルール1.「ゆっくりと意識的に食べよう」
“アスリートとして私の新陳代謝は早い。私の肉体は試合の時は特に多くのエネルギーを必要とする。よって食事はできるだけ効率的に消化し、できるだけ多くのエネルギーを保存しておきたい。消化には血液が必要である。私が試合をしている時はまさにの血液が必要なのだ。もし、消化システムが更に向上しかつ速くなれば、より早く肉体活動に戻れ、この肉体消化活動において更なるパワーを発揮できる。
ちなみに、これがつねつね私が氷水ではなく室温の水を飲む理由だ。氷は消化システムを冷やし、これを体温に戻すために血液が使われてしまう。これにより消化プロセスがくなる。”
ジョコビッチの食事のルール2.「体に明確な指示を与えよう」
“与えた食事と肉体がどのようにつながって欲しいと考えているのか?私達の肉体は食物を主に2つの目的で使う。1つ目は、足を動かし続ける、心臓の鼓動を続けさせる、ラケットを振るといった活動のエネルギー源としてだ。
2つ目は治療と回復だ。長い練習であれ。オフィスにおける長時間労働であれ、一日にもたらされるダメージの修復だ。その際、従業員を動かす時と同じように、肉体に対しても優先事項の一覧を与える必要がある。”
ジョコビッチの食事のルール3.「前向きであれ」
“食事中に私が決めたルールの1つがそこにある。テレビに前向きな話など殆ど出て来ないではないか。私は何を食べるかだけでなく、同時に食べ物をどう扱うかによって、それが明るいエネルギーも暗いエネルギーも運ぶことがあると信じている。”
ジョコビッチの食事のルール4.「量では無く質を追求せよ」
“プロスポーツにおいて、アスリート達はつねづね十分では無い事を恐れている。十分な燃料、十分な水分補給、十分な栄養。大多数のアスリート達と同じく、私もまた十分な食物をとれないのではないかと不安だった。だから、いつも余計に食べていた。私は必要以上の食物を胃に詰め込み。処理しきれない程の膨大な情報を送り込んでいたのだ。”

ジョコの食事術3. 「どこへ行っても特定の食べもの探している」

ジョコビッチがオンもオフも常に気を使って食べている物の一覧です。
”肉・魚・卵”
ジョコビッチは七面鳥肉とあらゆる種類の魚が大好物です。これらを少なくとも一日に1回か2回は食べています。赤身肉を食べる時は出来るだけ魚や鳥肉にして、可能な限り脂肪を落として食べています。そして、全て天然の最高品質に拘ります。天然物の方が、健康的で栄養価に優れている研究結果もあるほどです。
”低炭水化物野菜の中庸野菜を好む”
ピート、ジャガイモ、その他の根菜、そして瓜、カボチャなどの野菜はでんぷんと炭水化物が多過ぎるので食べないようです。葉野菜、茎野菜、たとえばブロッコリー、カリフラワー、インゲン豆アスパラガスは「中庸」の野菜なので、炭水化物が多く無く一日の中でいつでも食べるこことができます。
”糖質を抑えるため果物は控えめ”
糖分をとり過ぎない様に果物は控えめにしています。果実に含まれるフルクトース(果糖)は1番上質な糖です。加えて果物は栄養価も高いです。特にジョコビッチが好むのは、あらゆる種類のベリーで少しずつ食べています。
”グルテンフリー穀物類はキヌアが定番”
もちろん、グルテンフリーの食べ物。ジョコビッチはいつも食べるのはキノア(アンデス公言地帯原産のアカザ科の穀物)、ソバ、玄米、オート麦です。
”ナッツおよび豆類”
1番良いのは火が通っていない生の物です。体重を増やさずにタンパク質を補ってくれ、他にも食物繊維や一価不飽和脂肪酸など、体い良いエネルギーを与えてくれます。ジョコビッチのお気に入りは、アーモンド、クルミ、ピーナッツ(調理)、ヒマワリの種、ブラジルナッツ、ピスタチオなどです。
”健康的なオイルだけを使う”
ジョコビッチは、可能な限りオリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドオイル、亜麻仁油だけを使うように拘っています。
”糖分が多い調味料は避ける”
ケチャップやバーベキューソースなど糖分を加えすぎた調味料は避けます。マスタード、ワサビダイコン、酢、ホットソース、ワサビなどを好んでいます。
”ハーブとスパイスが大好き”
とにかく書ききれない程の様々なハーブスパイスを好んでいます。

グルテンを含む食材リスト

グルテンとは小麦やライ麦、大麦などに含まれている植物由来のタンパク質のことです。実は、パンにふかふかとした柔らかい食感をもたらす正体です。

グルテンを含む原料
小麦
オートムギ
ライムギ
デュラム小麦
グルテンを含む食べ物
小麦粉、ライ麦粉
パンケーキ、ホットケーキ
インスタントのお茶やコーヒー
ドーナツ、スコーン、マフィン、クッキー
焼き菓子やスナック菓子全般
ケーキ類
ピザ
パスタ、スパゲティ
スープ類
コーンフレーク、シリアル
シチューやカレー
シチューやカレーの市販ルー
ラーメン
そば(十割そば除く)、うどん
そば粉(つなぎに小麦を使用)
フライの衣、てんぷらの衣
ハンバーグ(つなぎにパン粉を使用)
たこ焼き、明石焼き、お好み焼き
あんまん、カレーまん、中華まんなど
餃子、焼売、ワンタン
各種ソース
ドレッシング
しょうゆ
スパイス(固着防止剤としてグルテン使用)
加工食品や食肉加工食品(結着材に小麦を使用)
ブルーチーズ
玄米シロップ(大麦麦芽酵素を使用)
ビール、発泡酒
スピリッツ類(麦焼酎、スコッチ、バーボン、ウォッカ)
モルトビネガー
モルトやモルト香料(大麦麦芽)
デキストリン
たんぱく加水分解物
分散剤(セルロース、クエン酸)
乳化剤
でんぷん(小麦由来)
植物油(小麦胚芽油)
植物油(グルテン添加剤を使用)
穀物酢(小麦を使用)
サプリメント(カプセルの結着剤に使用)
化粧品(たんぱく加水分解物として小麦を使用)
増粘剤として利用されることも(整髪ジェルや歯磨き粉)

グルテンフリーの”一般人への効果”は科学者根拠

健康の為にグルテンを避けるべき?実はそんなデータは無い…。
ジョコビッチは、”グルテンフリーの食事を全ての人に勧めることができる”と言っています。しかし、ジョコビッチはグルテンアレルギー体質だったので一般人とは少し前提が異なります。
実のところ…グルテンフリーの食生活(グルテンフリーダイエット)は、一般人(特定の病気などではない人)にとって健康上のメリットがあるかどうか、はっきりとした科学的な証拠は出ていません。それどころか、グルテンのメリットを失う可能性も指摘されています。セリアック病 グルテン過敏症、小麦アレルギー自閉症スペクトラムなどの疾患を持った人に対してのみ、科学的な効果がデータとして証明されています。事実、ジョコビッチはグルテンに対して過敏性を持っていたので、しっかりと効果が出ています。
グルテン自体がはたんぱく質の一種なので、グルテンフリーの食生活は体内のたんぱく質(特に植物性)が減ってしまします。ですので、その分は、肉や魚などのたんぱく質を摂って補う必要があります。
参考文献:Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics「Gluten-Free Diet: Imprudent Dietary Advice for the General Population?」
科学的根拠が無いのにグルテンフリーが流行する理由
近年、欧米でセリアック病(グルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患)の症例が上昇しています。なので、食品会社はこぞってグルテンフリーの商品を開発しています。しかし、実際のところは健康ブームにのっとって食品業界がブームをしかけている感は否めません。グルテンフリー製品はグルテン入りの製品よりも価格が高く設定されているため、2013年にはそのマーケット規模は100億ドル(約10兆)を上回っている発表されました。
一般人にとってグルテンフリーは悪影響も?
実は、多くのグルテンフリー食品はジャンクフードと同程度の飽和脂肪、お砂糖、ナトリウムが入っているので、グルテンを含む白米や片栗粉と同様に血糖値に影響したり、中毒性の引き金を引いてしまう事もあります。さらに、グルテンフリー食を続けると、鉄分、葉酸、ビタミンB1、カルシウム、ビタミンB12及び亜鉛の欠乏を引き起こす場合があるとも警告する研究報告もあります。
参考文献:Academy of Nutrition and Dietetics

ジョコビッチの”グルテンフリー食事”の効果・成果

さて、2010年にグルテンアレルギー体質である事が分かり、食事を見直しグルテンや乳製品を排除した食生活を実践した結果、名実ともに押しも押されぬ”世界最高の選手”と飛躍しました。
グルテンフリー食によるジョコビッチの飛躍
2010年:グルテンアレルギー持ちであることが発覚し改善に取り組む
全豪ベスト8、全仏ベスト8、全英ベスト4、全米準優勝、マスターズ0勝、ワールドツアーファイナルベスト4、世界ランク3位
2011年:4大大会3冠&マスターズ5タイトル獲得・初の世界ランキング1位
全豪優勝、全仏ベスト4、全英優勝、全米優勝、マスターズ5勝、、ワールドツアーファイナルRR、世界1位
2012年:全豪2連覇・No.1陥落と奪還
全豪優勝、全仏準優勝、全英ベスト4、全米準優勝、マスターズ3勝、ワールドツアーファイナル優勝、世界ランク1位
2013年:6度目の4大大会優勝・世界ランク1位在位100週突破
全豪優勝、全仏ベスト4、全英準優勝、全米準優勝、マスターズ3勝、ワールドツアーファイナル優勝、世界ランク2位
2014年:2度目のウィンブルドン優勝・世界1位再復帰
全豪ベスト8、全仏準優勝、全英優勝、全米ベスト4、マスターズ4勝、ワールドツアーファイナル優勝、世界ランク1位
2015年:”ジョコビッチの一強時代”の到来
全豪優勝、全仏準優勝、全英優勝、全米優勝、マスターズ6勝、ワールドツアーファイナル優勝、世界ランク1位
2016年:生涯グランドスラムを達成しレジェンドの仲間入り
全豪優勝、全仏優勝、マスターズ3勝
このように、2010年にグルテン不耐症が発覚から食事を見直した結果。2011年に大きなブレークスルーを迎えています。そしてその後、ジョコビッチは2011から4年間に渡り世界1位を維持し、絶対的王者として男子テニス界に君臨しています。
かつて、”本物のエリート”と称し憧れたフェデラーやナダルからも、こんな賛辞を送られています。日本のエース世界ランキング6位の錦織圭も合わせて紹介します。

「優勝にはあと一歩だった。しかし、そのことでフラストレーションなどは感じてはいない。自分のプレーにはそれでも満足している。2015年はノヴァーク(ジョコビッチ)の年だった。」ロジャー・フェデラー

「メンタルの強さ、そして彼が見せたテニスのレベルにはなかなか追いつけそうにない。」ラファエル・ナダル