[つ」で決まる健康

ひとつ、ふたつ。みっつ、・・・・ここのつまでは「つ」がつきます。生まれたれの赤ちゃんは生きるために一生懸命で自分をかわいがって大きくしてもらおうと、ありったけの笑顔を振りまいてかわいがられようとがんばっています。このスマイルを、エンジェルスマイルといって、人生のなかで一番純粋な美しい笑顔だそうです。ぜひ、かわいいうちにいっぱい写真をのこしてあげましょう。大人になったら、だんだん口角が下がって目じりが下がって、人を憎み笑えなくなるのですから。しかし、赤ちゃんは今日はお母ちゃんのおっぱいがいいとか今日はどこどこの粉ミルクがいいんだけど、粉より液体ミルクのほうがいいんだけど、そんな要求は出来ませんから、ひたすら逆らわず与えられたものを飲むしかありません。

でも、10歳をすぎると、生意気になるんです。おかあちゃん今日はカレーライス、今日は唐揚げと要求して、だんだんとエスカレートします。子供が、なすのぬかずけと鯖缶と大根の煮つけ、みそ汁はカツオだしで、長ねぎとお豆腐なんてこどもはいません。かあちゃん、朝から残りのカレーなんて食えないよ。レシピなんで悩むことない、子供の言うとうり、唐揚げ、唐揚げ、カレー、焼きそば、ウインナ、焼き肉、焼き肉・・

 

でも、朝はやっぱパンでしょ。牛乳、オレンジジュース、ベーコン目玉焼き、食後はバナナ。おかさんも、もう子供の言うなり。ジュースはかんずめ。食パンを焼いてたっぷりのマーガリン。酵素も栄養もあんまり期待できない。マーガリンはアメリカでは給食には使われていません、なぜなら危険ですから。ジュースは、加熱殺菌が義務づけているから酵素はない。大手メーカーに電話をして、念の為確かめたら、こちらから酵素の質問をしないと表示されている栄養素を繰り返す。酵素ははいっていないんですか?もちろん「はい」ですが・・飲んだ方が飲まないより健康にプラスになります。生の野菜ジュースとは栄養を比べる方がおかしい。今、100円ショップでは1リットル100円の野菜ジュース、トマトジュースが並んでいる。ひと昔まえは、正月こたつでミカン箱からみかんを取り出してみんなで家族団らんたべたが、今やアメリカ産グレープフルーツやオレンジにおされて、日本のミカンの需要は下がり、またミカン農家の高齢化もあいまってミカンジュースはミカンに比べれば売れているし、海外にも輸出農産物として販売可能だ。

おかあさん、おとうさん、こどもに好かれようと思ったらいけません。今日はイワシの丸干し、今日は大根とシイタケの煮物、特には得感で、特には嫌いなニンジンやピーマンも食べさせればいいんです。私は、小学校の夏休みに母の実家の横須賀で過ごした、江ノ島の海や横須賀の軍港は普段見ることのできない風景の中でとっても楽しかった思い出があるが、食べ物では、畑にいっぱいできたピーマンのオンパレード。実は母自身がピーマンが嫌いだから、我が家にはピーマン料理は登場しない。嫌いとは言わないが、なにも好き好んで食べるものじゃないと何となく、遠ざけていた。

畑で毎日取れるから、毎日ピーマンの炒め物、ご飯の上に焼き立てのピーマンが醤油をかけてたべた。最初は、決してうまいとは思わなかったが家に帰って、9月になったらピーマンが好きになった。

台湾、台中の屋台の名物は小ぶりの牡蠣のやきそば、決して衛生的に優れているとはいいがたい。出てきたや焼きそばは〇〇色で、食欲なし。おいしいのよ。おいしいのよ。何回も本場の人に誘われて7回目に突然おいしさにめざめた。(三橋 敏次)