食べられる雑草
食べられる野草
丈夫で栄養価の高い野草を近所の空き地で探して、プランターで育てようかな~と調べてみました。一般的に、同じ科のものを近くに植えない方がいいと言われています。
更新日: 2013年08月19日
あく抜きして食べる野草
ヨモギ
出典
キク科。
天ぷら、味噌汁の具、茹でてからヨモギご飯、草もち、油いためなど。
常食すると貧血によい。
傷口に汁を付けると止血・痛み止めになる。
日射病や頭痛、めまいに、摘んだヨモギを帽子の中に入れて被る。
硬くなったヨモギは干してお茶やお風呂に入れても。
干し葉を鍋に入れて煮出し、塩を入れてお風呂よりちょっと熱めのお湯にして足湯にする。そばに熱湯を置いておいて冷めたら足して20分ほど。
疲れや頭痛、肩こり、風邪に。
猛毒トリカブトが似ていると言われるが、ヨモギの葉や茎にある細かい毛がトリカブトには生えていない。
オオバコ
出典
オオバコ科。
葉が小さくて柔らかなうちは天ぷらにして丼ご飯に乗っけて食べる。
大きくなるにつれて筋っぽくなる。
大きいものは干してお茶にしてもよい。
種は乳腺炎の薬になるので、炒って飲む。
イノコヅチ
出典
ヒユ科。
そのまま天ぷらに。
和え物にするなら塩水で2,3分茹でて、醤油と水を3:7くらいに混ぜた液に10~15分浸けてあく抜きをし、絞ってから使う。
イタドリ
出典
タデ科。
ほうれん草同様茎葉にシュウ酸を含み下痢の原因になりますので多くの生食は控えた方がいいでしょう。
ゆでて水にさらしアクを除いたなら、かなり食べても差し支えありません。
醤油漬け、味噌漬けなど、その他色々の調理法があります。
イタドリを茹でて、ごま油で炒め、酒、みりん、醤油で煮詰める。
5月のイタドリはペンネのよう。
フキ
出典
キク科。
4~5月は塩、6~7月は米ぬか、8月は灰を入れて茹でてあくを抜き、その後水に2~3時間さらす。
茎も葉も同じようにあく抜きすると美味しく食べられる。
フキの葉っぱはあく抜きしてから絞って広げて天日干しすると保存食になる。
ごま油で炒めて、酒と醤油とみりんで味付けする。
フキの葉っぱをそのまま干したものも保存食になる。
からからに干しておいて、揉んでコロッケに入れたりふりかけにしたりする。
カタバミ
出典
カタバミ科。
道ばた、畑などいたる所に生える多年草。噛むとすっぱい味がするのは、シュウ酸を含むためです。
5月~10月に黄色の5弁花をつけます。
4月~9月頃につみとり、ゆでてから流水にさらした後、おひたし、あえもの、てんぷら、油炒めにします。
イヌビユ
出典
ヒユ科。
味噌汁やスープに入れたり和え物にする。
和え物にするなら塩水で2,3分茹でて、醤油と水を3:7くらいに混ぜた液に10~15分浸けてあく抜きをし、絞ってから使う。これを醤油洗いという。
醤油と水を適量まぜてあぶった海苔を入れ、しばらく置いてから、醤油洗いしてざく切りにしたイヌビユを混ぜる。
タンポポ
出典
キク科。
葉はゆでて水にさらし、お浸し、あえもの、汁の実に。
花はゆでて、三杯酢に。
根は油で炒めてきんぴら風に、乾燥させていって粉末にし、タンポポコーヒーにするとよいでしょう。
カラスノエンドウ
出典
マメ科。
春から初夏、葉や茎のやわらかそうなところを摘み取り、熱湯で軽くゆでて水にさらし、
おひたしやあえ物、炒め物、てんぷらなどに利用します。
茎も葉もさやも豆も全草食べられます。
ドクダミ
出典
ドクダミ科。
春から夏に、葉はてんぷらに。熱湯でゆでて水にさらして各種あえものにします。
揚げ物にすると、臭気がとんでおいしく食べられます。
ナズナ(ペンペングサ)
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アブラナ科。
若苗は根際からとり、生のままてんぷらに。ゆでて、おひたし、汁の実、あえものに。七草がゆとして食べます。
ハコベ
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ナデシコ科。
ゆでて、酢のもの、あえもの、汁の実に。
ユキノシタ
出典
ユキノシタ科。
昔から食用野草として、てんぷらなどにして食べられてきました。
生のままてんぷらに。ゆでて、あえもの、お浸しに。
ひきつけ、てんかん、百日ぜきに、生葉に塩を加えてもんで、その汁を少量飲みます。
感冒、心臓病、腎臓病に煎服します。
イヌタデ
出典
タデ科。
花がまだ付かない若葉を摘んで、てんぷらに。
さっと湯に通し、汁の実、おひたしなどに。